余命1ヶ月、末期がんで死を覚悟する父を持つ一人娘の思い

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こんにちは!さあぴ(@luckycamp1801)です。    

「癌が全身に転移して30か所以上あるからもうどうしようもない」

と、2019年9月2日の夜、突然父から電話で告げられました。

私の両親は離婚しており、現在父はまだ存命の祖父母のもとで隣の県に3人で暮らしています。

ただ、少し複雑で嫌いで離婚したわけではなく祖父母がどうしても母のことが気に入らず、それが離婚に大きく影響していると思っています。

父は2018年の秋ごろに鼻血がよくでるようになり、鼻の中に腫瘍ができているといっていました。
私には「良性の腫瘍でした。12月に手術します」と言っていました。

本当は悪性の癌でしたが結婚式を12月に控えた私に黙っていようと思い嘘をついたんです。
結婚式で久しぶりに会った母に父は真実を告げ、二人はたまに連絡を取り合うようになりました。

5月頃あることで父と母は喧嘩になってしまい「もう電話しない」と電話を切ってしまったそうです。
放射線治療の末がんは綺麗になくなっていて、そのころには回復に向かっていたので母もそのままにしていました。

ですが、その後の検診でがんが復活していることがわかり7月には全身の15か所に転移していることが発覚しました。

その時点で大きな痛みはなく、私が7月下旬父に会いに行ったときも元気そうでお茶した後、一駅分話しながら歩いて家まで帰りました。

家に帰ると父は大好きな競馬の予想をして、かわいがっている犬と遊んでいました。

もちろん私には癌が再発したこと、全身に転移したこと、余命が年内だといわれていることは黙っていました。

8月に入り症状が突然悪化し、全身に激しい痛みを覚えるようになりました。
父はその痛みをペンチでひねられているような激しい痛みとたとえていました。

64歳という若さのせいか、癌はどんどん父の身体を蝕んでいき腫瘍の数は30箇所になり、年内と言われていた余命が9月中になりました。

私にはぎりぎりまで黙っているつもりだったそうで、犬も親戚に任せて車ももう乗れないから私に譲ろうということで、連絡をくれました。

もっと早く教えてほしかった!でもそんなことを言ってももう遅いです。
母に話すとこんなことになるなんて思っていなかった。元気になっていっていると信じていた。
なんとかうちで最期を看取れないかと言い出しました。

私もそれができれば一番だし、そうできるならしばらく実家に帰ろうと思っていました。

次の日(昨日)父と会う予定になりましたが、祖父母の手前母は家に入れてもらえないので最寄駅で会うことに。

電話では普通に話していたように感じていた父の姿は、痩せて声もか細く電話の印象とは大きく違っていました。

お腹を見せてきて、ここにがんがあるのわかるか?と触らせてきました。
固いしこりがあり、お腹だけでなくわきの下や背中、いたるところにぼこぼこと大きな腫瘍が見た目にもわかるほどありました。

リンパや骨に転移していて、歩くのもままならない状態なのに母と会うためにわざわざ5分もかからない最寄駅まで15分かけてきてくれました。

母は一緒に住みたいことを伝えましたが「もう無理や。一緒にいたいのはやまやまやけど無理なんや」と即答でした。

父はずっと「こんなに痛いのは本当につらい。いっそ誰かころしてくれと思う」と何度も言っています。
そんな思いをして、覚悟を決めた父に1日でも長く生きてほしいと思ってしまうのは、家族のエゴなのでしょう。

それでも願わずにはいられません。

元気な間に何度会いに行ったか。
本当に数えるほどで、出かけた回数なんてここ数年では水族館と鉄道博物館に1日で回ったくらいです。

年に1~2回、連絡は誕生日、お正月、父の日くらい。

そのくせ、もうすぐ死ぬと聞かされてあわててもっと会いたいなんて虫がいい話だなと自分でも思います。

それでも私の父はたった一人。誰にも替えがききません。

今私にできることはなんなのでしょうか。

毎日会いに来るというと「毎日はやめてくれと」断られました。
私と話すこともしんどいからかもしれません。

家にいるときはほぼ寝たきりだそうで、今日の夕方にどこのホスピスに入るか決まるそうです。

母はなかなか泣かない人なんですが、昨日父に「今でも大好きだから」と涙ながらに何度も伝えていました。
父は「会いに来てくれてありがとうね」と何度もいいましたが、自分も好きとは言い返さなかったです。

どんな思いで言わなかったのかはわかりませんが、母はたくさんの後悔をずっと口にしています。

父はそんな母をわかっていて、会った瞬間に「後悔せんでええから」と何度も言っていました。

感情のままに書いたので、まとまっていませんがこれが今の状況です。

父は今、この瞬間に最期の時がきてもおかしくない状況です。

少しでも後悔しないよう、自分の気持ちを整理できるようにこのブログを書いています。

どうしたって後悔はしますが、私自身昨日父に「大好きやから」と何度も伝えました。
普段そんなこと父に言うことなんてなかったので、伝えられてよかったです。

一つでもこういうしてよかったことを増やしたいと思っています。

それではまた。

2019.09.04