余命1ヶ月、末期がんで死を覚悟する父を持つ一人娘の思い2
- 2019.09.12
- 未分類

前回のブログから4日後、今度は私だけで父の住む祖父母宅に行きました。
父は元々おやじギャグ的なことをよく言う人で、冗談もよく言います。
この日もたくさん冗談を言っていて、たくさん笑いました。
身体中にしこりがあって、時々体がしびれるという以外本当に普通でもうすぐ死ぬかもしれないなんて忘れそうでした。
私が行く前日の夜はすごく痛かったそうで、今日来るの断ろうかと思ってたといわれました。
でも私がいる間は、一度も痛がることなく楽しく話をして調子が良かったので近所のおうどん屋さんに行って2人でおうどんを食べました。
私は鶏なんばうどん、父は玉子とじうどんを食べました。
一時80キロ後半まであった体重が今は65キロで、痩せてしまった父の写真を撮りました。
今の父の写真も残しておきたい、少しでも後悔しないように。
動画も一緒に撮りました。
30秒ほどの短いものですが、2人ともすごく笑っている動画になってよかったです。
3時間くらい滞在して名残惜しかったですが、あまり長居をして無理をさせてもいけないと思って帰宅。
私が帰った後にすごく痛くなったそうで申し訳ないことをしたと反省しました。
全身に転移しているからリンパがんかと思っていましたが、皮膚がんかもしれないそうです。
ついにこめかみ付近にまでしこりが出始めていました。
顔が痛いこともよくあるそうで本当に可哀想でなんて言葉をかけていいかわかりません。
少しでも痛みが引いてラクに過ごせる時間が増えるように、ただただ祈ることしかできません。
ホスピスの見学も行きだしているので、そろそろ緩和治療に移ると思います。
父はホスピスのことを「死に場所」と呼びます。
その言葉を聞くたびに胸が苦しくなります。
それではまた。
2019.09.12